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by nanasan1029
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愛の詩:「求めない」 加島祥造 ☆

愛の詩:「求めない」加島祥造、心に響く加島祥造氏の詩を是非読んでみて下さい☆(加島祥造氏のプロフィール・経歴あり)【キーワード】:加島祥造, 求めない 加島祥造, 愛の詩, 愛の詩集, 詩集


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『求めない』

花は虫に交配を求める
虫は花に蜜を求める
花と虫は互いに求め合うことで
互いを生かしている
それは片方だけが「求める」ことじゃないんだ。

子は母の乳房を求めるとき
母も子に乳を飲むように求める
それは片方が「求める」ことじゃない
互いを生かすことなんだ。

共存とは
「求め合う」ことじゃなくて
互いに「与えあう」ことなんだ。
片方だけが求めるとき
相手を傷めるーー
奪うからだ。

生物は互いを生かすように求め合うことで
生き延び
進化してきたんだ。

それが止んだとき、
人類は滅びに向かうかもね。

ひとは、誰もみな
誰かに求められたがっている、だって
誰にも求められない自分を思うと
淋しいからだ。怖いからだ。
その恐怖を消そうとして、ひとは
誰かを求める。

これは当然さーーそれでいいんだ。
でもね、心でなくて力で
求めたとき、相手が恐怖を持つよ。

力ずくでひとを求めないとき、
ひとはあなたを求めるようになるーー
だってひとは
求められないことで、
君に安心するからだ。そして
かえって、
君になにかしてやりたくなるんだ。

求めないーー
すると依頼心が消えるんだ。
依頼心はイルージョンだよ。ひとは幻に
頼ろうとしてるんだよ。

求めないーー
すると
頼らなくなる。
これが「求めない」の
一番すごいポイントかもしれない。

いまあるものでじゅうぶんだ、
と知るひとだけが、
生きることの豊かさを知るんだよ。
その豊かさは命の喜びだ。それを
否定して、欲するなと
言うんじゃないんだーー
命の喜びを越えたら、
どこかで止めることさ。それだけさ。

すると
静けさと平和
このふたつが見つかるーー
それが豊かささんだよ。


「詩集「求めない」加島祥造著より」
※加島祥造公式ホームページ※



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加島 祥造
(かじま しょうぞう)


a0028694_9205259.gif略歴

1923年1月12日、東京市神田区生まれ。日本の詩人、翻訳家、タオイスト、墨彩画家。

東京府立第三商業学校、早稲田大学文学部英文科卒。1954年フルブライト留学生としてカリフォルニア州クレアモント大学院に留学。信州大学、横浜国立大学、青山学院女子短期大学で英米文学を教える。

戦後、府立三商時代の同級生、北村太郎、田村隆一らとともに詩作集団「荒地」に参加する。その後、英米文学の翻訳の仕事を始めて、100点以上を手がける。主なものはウィリアム・フォークナー「八月の光」「サンクチュアリ」、マーク・トウェイン、など。リング・ラードナーやデイモン・ラニアンらユーモア文学の紹介にも力を注ぐ。また、『英語の辞書の話』(1983年)を講談社より出版、英語辞書に関する統合的な研究書として評価される。加島の兄が早川書房創業者の早川清と小学校の同級生だったこともあり、田村隆一をはじめ荒地派の詩人仲間たちにも早川書房での翻訳の仕事を紹介した。

50歳代より、横浜市在住だった高木三甫に書を習う。高木三甫、三好豊一郎、北村太郎、疋田寛吉、渡辺録郎と「有路会」(メンバーが囲碁好きだったために囲碁を意味する烏鷺と、道がある人々の二つの意味をかけ合わせて名付けられた)をつくり、画作と書の展覧会を開く。これを契機に、その後、数多くの個展を開く。2003年には駒ケ根高原美術館にて企画展開催。

1990年より長野県伊那谷に独居する。1993年、『老子道徳経』を翻訳(抄訳)した『タオ・ヒア・ナウ』(PARCO出版)を出版する。日本で初めて、老子の言葉と思想を、現代語自由詩の形によって表す。2000年、筑摩書房より老子81章の完全訳自由詩『タオ-老子』を出版、ロングセラーとなる。老子の思想を詩によって簡明に表現した画期的な仕事となる。

伊那谷の心象風景や自然を描き、老子の言葉や自らの詩などを画賛に添えた墨彩画により、現代の文人画の世界をつくっている。特に文人画において重要視される詩については、伊那谷へ移住後、活発な創作を行なっている。

加島祥造の思想的変遷には、現在に至るまでには以下のような大きな振幅がある。

1.東京の下町でももっとも繁忙な地域、神田の大家族の商家に育ち、晩年に至って、自分の心の故郷と知った伊那谷の自然の中に独居をした。
2.壮年期はアメリカの文学に深くかかわったが、やがて、漢詩から東洋の思想にたどり着いた。このプロセスにより、西洋と東洋の双方を見渡す位置に立つ。
3.文学という「文章」の中心だった仕事に、壮年期以降、絵が加わるようになる。
4.詩人としてスタートをし、アメリカ文学者として学究の世界に身を置いていたのが、思想として老子を見出したことで、自身の思想とライフスタイルを一致させる方向へと向かうことになる。
そしてこれら四つの振幅を貫くものとして、老子を見出し、その思想をタオイストとして体現化するため、現在は自然の中に身を置いて暮らしている。一貫した思想を詩、書、画で表現する現代の文人といえる。

息子の加島牧史(かじま まきし)は、東京・銀座のギャラリーバーKajimaのオーナーで、また、翻訳家である。(
wikipedia)



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by nanasan1029 | 2012-10-09 23:55 | 愛の詩